「お前も鬼にならないか」という漫画のセリフは、
とても有名で人気があり、ネタとして使われているようです。
これは、大人気の「鬼滅の刃」が元ネタであり、
猗窩座(あかざ )という鬼が言ったものでした。
このセリフを猗窩座が言っているシーンは、
もはや素材化しているようですね。
いきなり日常生活の中で使われたりしたら、
対応に困るかもしれないので、
実際に鬼滅の刃の漫画の中で、どのような返答・対応がなされたのかを、
参考までに確認しておくといいでしょう。
「お前も鬼にならないか」とは?
まずは、このセリフの基本的な情報をまとめます。
鬼滅の刃の上弦の参・猗窩座のセリフ
猗窩座(あかざ )は、鬼滅の刃の世界で人間の敵として登場する鬼たちの中でも、
トップレベルの強さを持つ、十二鬼月・上弦の鬼(じゅうにきづきじょうげんのおに)のナンバー3です。
猗窩座は弱い人間が嫌いで、失礼な態度をとる一方で、
「強さ」に対して非常に執着があります。
自分自身もさらなる強さを求めており、
同時に、敵であっても、強い人間に対しては尊敬や親しみを感じます。
疲労や老いなどのため、人間の力には限界があるので、
人間のままでいるのはもったいないと思っているので、
「素晴らしい提案をしよう お前も鬼にならないか?」と誘うのです。
煉獄杏寿郎の返事
鬼にならないか、との提案を猗窩座がした相手は、
鬼殺隊に属する鬼狩りの中でもトップの実力を持つ、
炎柱・煉獄杏寿郎さんでした。
煉獄さんは、この提案に対して一言、
「ならない」
と返しました。
力を持つ者として、弱い者を守ることを使命としている煉獄さんにとって、
技や力を保つことそれ自体は重要ではありません。
むしろ、人間を糧にして生きる鬼になるというのは、
本末転倒で論外であり、選択肢としてあり得ないのです。
そもそも猗窩座は、登場した直後にいきなり、
倒れていた炭治郎に襲いかかったことで、
初対面ながら、煉獄さんに「嫌い」と言われてしまっています。
また、煉獄さんは、猗窩座に、「君と俺とでは物事の価値基準が違う」とも言いました。
猗窩座にしてみれば、そのような価値観の違いも含めて、
自分と同じ側になってもらいたくて鬼に勧誘しているのですが、
誘い方があまりにも下手ですね。
猗窩座は富岡さんも勧誘した?
猗窩座は、決死の覚悟で戦った煉獄さんのおかげで、
陽が昇る前に退散せざるを得なくなり、逃げていきます。
再び猗窩座が鬼殺隊と戦うのは、無限城での最終決戦のときです。
そのときは、経験や修行を積んで成長した炭治郎と、水柱・富岡義勇さんのペアが、
相変わらずの性格の上弦の参・猗窩座に立ち向かいました。
「お前も鬼になれ義勇」
このときは、富岡さんが誘われました。
「杏寿郎や炭治郎のように死ぬことはない お前も鬼になれ義勇」
というセリフで。
このときは、自分の持つ最強の技を放った後で、
炭治郎を仕留めたつもりでいたのでしょう。
そして、目の前の生き残った義勇に対して、改めて敬意を感じ、
鬼になろう、と勧誘したわけですね。
(その前から、名前を聞き出そうとしたり、親しげでした。)
義勇さんの返事はなし?無言!
これに対して、富岡義勇さんは、特に返答をしませんでした。
無口なキャラである義勇さんらしいですね。
その前から、「俺はしゃべるの嫌いだから話しかけるな」と、
猗窩座とまともに口を聞こうとしていませんでした。
嫌いながらも、一応は会話をしていた煉獄さんとは、
対照的な感じですね。こういうところにも性格が出ていますね!
ただ、実際にはこのとき返事がなかったのは、
それどころではなかったから、というのが大きいです。
猗窩座のすぐ後ろに炭治郎が立っていて、
炭治郎を倒したと思い込んでいた猗窩座は当然、
そのことに気づいていなかったのです。
気づかれる前に斬ってしまえ、と、
もう会話どころではなくなっていたのでした。
そういう状況でなかったら、富岡さんがどのように「鬼になれ」との誘いを断るのかも大変興味があるところですが、
ストーリー展開上、仕方なのないところですね。
まとめ
鬼滅の刃で主人公たちの強敵として登場する鬼、
猗窩座による鬼化の勧誘ゼリフ「お前も鬼にならないか?」
についてみていきました。
言えることとしては、誘い方があまりにも下手であり、
ただでさえ自分と価値基準がまったく違うにも関わらず、
嫌われていることも気にせずに正面から提案しすぎですね。
このような勧誘に対しては、、断るときの返し方は簡単で、
煉獄さんのように価値観の違いをはっきりと強調し、
拒否する態度をみせるのが、有効な返答の仕方だと言えそうです。
または、義勇さんのように、それどころではない状況ゆえに、完全に無視してしまうというのもありですね。
実生活で勧誘されそうになったときのために、おぼえておくといいでしょう(笑)。
コメント