フジテレビで放送されたドラマ・白線流し。
スピッツが歌う主題歌が長く愛されていることもあって、
リアルタイム視聴していなくともなんとなく気になる作品ですよね。
しかも、出演者の一人、遊井亮子さんが結婚したことで、ますます興味が出てきました。
「白線流し」というのは、実在する高校で伝統的に行われている、
卒業時の行事というか風習のようなものです。
そこで、元ネタとなった高校とその風習についてチェックしてみましょう!
そして、ドラマといえば、やはりロケ地も知りたいですね。
アニメ風にいえば、「聖地」。白線流しの聖地とは、どういうところがあるのか、
についても調べてみました。
「白線流し」とは?ある高校の伝統!
ドラマのタイトルにもなっている、「白線流し」。
どこの高校のどういう風習なのでしょうか?
白線流しは岐阜県の斐太高校の伝統
白線流しを伝統としている高校は、岐阜県の斐太高校(読み方は「ひだこうこう」)です。
毎年、卒業式の後に行われるイベントで、
それぞれの卒業生の持っている「白線」を結んで長くして、
橋の上から川に垂れさせて、流すものです。
写真をみると、中々に趣ある光景です。
なんと、戦前の昭和13から19年くらいの頃に原型となる習慣がスタートしています。
元々は各自が勝手に川に流すだけでしたし、伝統が途切れた期間もあったものの、
みんなの白線を結びあわせて流すという現在の感動的なスタイルになったわけで、
なんだか感慨深いものを感じますね(^^)。
白線とは?
白線というのは、一体何なのか?
出身中学・高校の制服がブレザーだと、多分知らないでしょう。
(私自身、知りませんでした。)
白線というのは、男子の学生帽に巻いてある、白いテープみたいなやつです。
ちなみに、女子は、セーラー服のスカーフを使います。
なので、正確には、白線とスカーフを結んで流す行事なわけですね。
元々は男子校だったので、「白線流し」といいますが、
現代のものは、「白線・スカーフ流し」というのが正確かもしれません。
白線は下流で回収
でも、川にものを流すなんて、環境に優しくないのでは、
という風に思ったかもしれません。
しかし、流した白線は、あとで下流で回収されるので大丈夫です。
しかも、卒業生が流した白線を、在校生が回収するというもので、
先輩たちへの恩返しの意味もあるのかもしれません。
2020年(2019年度)も無事に白線流しを終えた
卒業式といえば、新型ウィルスのために、中止になってしまったところも多いと思います。
斐太高校の卒業式は、例年3月1日で、新型ウィルス対策としての
自粛要請が本格的に厳しくなってくる少し前の段階だったので、
白線流しも実行できました。
ただし残念ながら、在校生は参加できませんでした。
流した白線の回収は、生徒たちにさせて体調でも崩させたら大変ですし、
やはり大人たちが行ったのでしょうか?お疲れ様です(^^;)。
ドラマ・白線流しの舞台やロケ地は長野?!
さて、元ネタの高校の話はこれくらいにして、
次は、気になるロケ地についてです。
岐阜ではなく長野県の松本が舞台
ドラマ「白線流し」のロケ地がどこかというと、
なぜか、元ネタの高校のある岐阜県ではなく、
長野県の松本でした。
その理由はわかりませんが、やはり岐阜よりは長野の方が、
俳優さんやスタッフたちがアクセスしやすかったのでしょうか。
白線流しのロケ地:旅館・尾上の湯
ロケ地の一つは、旅館「尾上の湯」です。
「おのうえのゆ」と読みます。
その名の通り、温泉があります。
ドラマでの設定では、馬渕英里何(まぶちえりか)さんが演じる橘冬美の実家です。
なんとこちらでは、「ロケ地を巡る旅」という宿泊プランがあって、
ドラマの台本や出演者のサインをみることができるのだとか。
白線流しのロケ地:深志神社
温泉宿だけでなく、神社もロケ地でした。
深志神社です。
こちらは、中村竜さん演じる富山慎司の実家です。
中村竜さんはなんと現在、俳優でありプロサーファーでもあるという面白い肩書きの持ち主です。
深志神社には、宮村宮と天満宮があって、
天満宮は、学問の神様とのことです。
深志神社は、秋には紅葉も美しく、松本に行くことがあったら足を運んでみたい気がしますね。
まとめ
ドラマ「白線流し」に関連して、まとめてみました。
- 白線流しは岐阜県の高校の伝統行事
- ドラマの舞台・ロケ地は長野県松本
- 登場人物の実家として旅館や神社が登場
松本は他にも色々ありそうですし、一度行ってみたい観光地ですね・・・!
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