これは、「鬼滅の刃」という作品での有名な(?)セリフですね。
「まろび出る」という不思議な言葉が気になる、
と思った方は多いようです。
そこで今回は、「まろび出る」という単語について調査してみました。
「まろび出る」とは?
まずは意味をチェックし、漢字や語源・由来などはあるかも調べました。
「まろび出る」の意味は「転がり出る」
「実用日本語表現辞典」には、次のような記載があります。
転びながら逃げ出る。
(引用元: https://www.weblio.jp/content/転びでる)
「転びながら逃げ出る」という意味でした。
つまり、「心臓が口からまろび出る」とは、
心臓がころころと口から逃げるようにして出てくるという意味なわけですね。
中々に恐ろしい表現ですが、それだけ驚いて恐怖を感じた、ということが伝わってくるようです。
【鬼滅の刃の他のキャラによる「臓物がまろびいずる」という表現について:】
まろび出るは黒死牟も言う?正確にはまろび出ずる!誰のどの臓物が?
「まろび出る」の漢字は「転び出る」
実は、先ほどの辞書の引用元のページは、
「転び出る」という項目です。
そこでは、「まろび出る」は、「転び出る」の別な書き方として出てきます。
また、読み方は「まろびでる」であることもわかります(こちらは簡単ですね)。
「転び」を、「ころび」ではなく、「まろび」と読むのですね。
「まろび出る」の語源は「転ぶ(まろぶ)」?
ここまでだとすぐに出てくる項目になりますね。
では、もう少しだけ踏み込んでみましょうか。
「まろびでる」は、「まろぶ」+「でる」という、
二つの言葉が合体してできたのではないかと思い、
「まろぶ」という言葉がないかを調べました。
すると、ありました。
「デジタル大辞泉(小学館)」の「転ぶ(まろぶ)」の項目には、
次のような記載があります。
- ころがる。
- ひっくりかえる。倒れる。ころぶ。
(引用元: https://dictionary.goo.ne.jp/word/転ぶ(まろぶ)/)
なお、「転ぶ」をなぜ「まろぶ」と読むのかという、
さらにさかのぼった語源・由来については、わかりませんでした。
まあしかし、日本語の古語については、由来とかはわからないのがきっと普通なので仕方ありませんね。
鬼滅の刃の第何話のセリフ?
最後に、「まろび出る」は、漫画「鬼滅の刃」の何巻の何話に出てくる言葉なのかについて、
チェックしておきましょう。
原作漫画の何巻・何話のセリフ?
巻でいうと、第3巻です。
第22話の、「突然の猪」という回での、
我妻善逸のセリフになります。
アニメの何話のセリフ?
アニメだと十二話「猪は牙を剥き 善逸は眠る」での善逸のセリフです。
善逸は「ぜんいつ」と読みます。
とてもユニークで面白いキャラですが、
「まろび出る(まろびでる)」を含む一連のセリフは、
思わず笑ってしまうので、是非、一度は読んで/観てほしいですね(笑)。
まとめ
【鬼滅の刃のセリフについてのおすすめ記事】 => 生殺与奪の権とは?なぜ他人に握らせてはダメなの?意味や読み方も
- 「まろび出る」は「転がりながら逃げ出る」の意
- 「転ぶ(まろぶ)」+「出る(でる)」の合成
- 鬼滅の刃では善逸の面白い(?)セリフの中に登場
以上になります。
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