アニメ映画「君の名は」がヒットしたことで有名な新海誠監督の最新作「天気の子」の公開が近く、楽しみですね。
そんな新海監督のすごさについて、まとめてみます。
今回は、「自分で何でもできる万能な監督」という切り口でいきますね。
デビュー作「ほしのこえ」は一人で?!
新海誠監督のアニメ作品は、とてもきれいな映像を使った表現が印象的です。
特に、第ニ作目の「雲のむこう、約束の場所」以降は、驚異的なクオリティーと言えます。
しかし、商業デビュー作である、「ほしのこえ」も、十分に高い質の作品だと思います。
驚くべきは、「ほしのこえ」という作品は、監督がほとんど一人で製作したと言う点です。
今私は、角川出版から出ている小説「雲のむこう、約束の場所」を読んでいるところなのですが、
その本のカバーの内側に、「ほしのこえ」は、「ほぼ一人で製作した短編アニメーション」として紹介されていました。
驚異的な技術力ですね。
もちろん、声は声優がやっていますし、音楽はアーティストさんとかから提供されたものだと思いますが、
あれほどの映像を単独でつくり上げてしまうというのは、すさまじい能力だと言って過言ではないでしょう。
新海監督は小説も書ける!
新海誠監督はアニメ監督という肩書きですが、
では、ストーリーを考えているのは誰でしょうか?
他の監督の作品の場合はどうか知りませんが、
新海作品の場合は、監督本人が話を考えています。
新海監督自身が原作者であり、脚本も担当しているという・・・!
本人が書いた小説版が出ている作品もあります。
- 秒速5センチメートル
- 言の葉の庭
- 君の名は。
上記の作品については、新海誠さんご自身が書いた小説が出ています。
なお、小説を原作といっていいのかどうかについては、わかりません。
映画製作よりも後に書かれた可能性も否定はできませんので、何とも言えませんね。
ともかく、アニメーションだけでなく、一人で原作も書けてしまうし、
自分で書いた小説版まで出版されているという、新海さんの万能振りは圧倒的ですね!
私も上記の作品の小説を読みましたが、作品世界に引き込まれ夢中になれました。
ちなみに個人的に心に強く残っているのは、「言の葉の庭」です。
多分知名度は一番低いと思いますが、是非多くの人に読んでほしいという気がしています。
新海監督は声の演技もできる?!
ここまでの情報は、特に新しいことはないので知っていたかもしれません。
ですが、次に紹介するのは、私自身が最近新たに知って驚いたことになりますので、
きっとまだ知らない方もたくさんいるでしょう。
その私が驚いた情報というのは、新海監督が、声の演技でも優秀らしいということです。
ビデオコンテ(Vコンテ)に声も吹き込む
新海誠監督は、アニメ映画をつくる際に、Vコンテ(ビデオコンテ)というものをつくってイメージを共有するそうです。
Vコンテとは、絵コンテの動くバージョンです。
では、その絵コンテというのは何か?
それは映画で、撮影するシーンのイメージを絵にしたものです。
撮ろうとする場面についての、時系列順に絵をつなげていく感じで、四コマ漫画の長い版みたいなものと理解しています。
もっとも、アニメ映画の場合は、撮影ではなく、製作になりますが、目標設定という役割があるという点では同じでしょう。
ちなみに漫画の場合だと「ネーム」というものがありますね。
新海さんのVコンテは、単なる動く絵ではなく、声も収録されます。
そして、その際には、新海監督が自分の声を録音するのです。
なんと、また自分で!
「ほぼすべて」の出演キャラクターの声を監督自らが入れるとのことです。
新海誠の演技に醍醐虎汰朗が脅威を感じた?
Vコンテにおける新海監督の声の演技が、
新作「天気の子」の声優さんが脅威を感じ、
「すごくプレッシャーを感じました」と言わせるほどのものだったそうなのです。
プレッシャーの理由はもちろん、出演するのは自分なのだから、
監督を超える演技をしなければならない、というような想いからですね。
これには驚きました!
新海監督は、アニメーション、文章のみならず、声優としての能力まで高いのでしょうか?
実に色々な才能のある方ですね・・・!
プレッシャーを感じたのは、「天気の子」で主役をつとめる、醍醐虎汰朗さんです。
若い俳優さんで、声優は今回が初めてとのことですが、
映画やテレビドラマへの出演もあるし、舞台出演も経験されています。
きっと演技の世界では、かなり有望な方のはずですし、少なくとも、
声優業を専門にしている人ではないけれど、演技の表現力に関しては、プロです。
そんな人に焦燥感を与えるほどの新海の声優としての実力とは、
一体どれほどのものか、とても興味惹かれますねー(^^)。
まとめ
今回の内容は、アニメ監督の新海誠さんのすごさ・万能さについてでした。
アニメ・小説・声の演技、すべて優れているというのは素直にすごいと思います。
まさか声優としてのポテンシャルまで持っているというのは、驚きでした。
ですが、やはり新海誠といえば、美しいアニメーションの世界が素晴らしいので、
映画作品を中心に楽しんでいきたいですね(^^)。
なので是非、過去の作品や新作をみましょう!
ちなみに個人的には、「アニメ監督」という言葉の意味するものが何なのか、定義が気になってきました。
皆が皆、新海誠さんのように原作までも書くものなのでしょうか?
またそのうち、アニメ監督についても調べてまとめられたらいいですね(^-^)。
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