1994年の映画「ゴジラvsスペースゴジラ」に登場した、
モゲラというロボットは、とてもかっこいいスーパーメカです。
スペースゴジラは平成のゴジラシリーズの中でも人気の高い怪獣だと思います。
そのスペースゴジラによる地球の危機をゴジラと組んで戦うことで救ったのが、モゲラです。
ゴジラシリーズを中心に、東宝が手がけた特撮映画は、
メカがかっこいいのですが、モゲラはその中でも屈指の存在だと思っています。
というわけで、地球人類の誇る戦闘ロボット・モゲラについて、チェックしていきましょう！
スペースゴジラと戦ったモゲラとは？
まずは、モゲラというロボの特徴やビジュアル面について説明します。
大前提として、ゴジラと同じくらいの身長の、巨大なロボです。
また、メカゴジラは、未来人のテクノロジーによって生まれたメカキングギドラのパーツを利用してつくられたものでした。
でも、モゲラにはそういう設定は特にありません。
それでもメカゴジラを超えるような兵器なのですから、
地球人たちのゴジラ対策への努力がいかにすさまじいかがわかる話ですね。
（モゲラは本来、対・ゴジラの兵器です。）
ドリルが特徴のモグラ型のロボット？
メカゴジラを見慣れている人が、初めてモゲラをみると、
ちょっと違和感を感じるかもしれません。
シルバーっぽい色をを基調としているのは同じなのですが、それ以外は随分違います。
まず、ドリルみたいな形のくちばしがあります。
そして、大きな黄色い目が、メガネかサングラスみたいで、
無表情（？）な印象です（＾＾）。
さらに、両手もドリル状になっています。
このように、ドリルが特徴的なロボです。
明らかに、モグラをモデルとしています。
子どもたちに大人気の恐竜とかをモデルにした怪獣やメカが中心のシリーズの中で、
思いきったデザインのロボットを出してきましたよね・・・！
ちなみに、くちばし（？）のドリルは、回転させることもできて、
スペースゴジラに突き刺してかなりのダメージを与えました。
飛行形態も！宇宙空間も飛べる
モゲラのすごいところは、飛行形態があって、空を飛べるという点です。
それどころか、宇宙空間さえも飛べるというハイスペック！
何を隠そう、最初にスペースゴジラを宇宙空間で迎え撃ったのが、
このモゲラなのでした。
飛行形態のときは、首を上げて、進行方向に視線を向けるようになります。
個人的には、この姿の方が、凛々しいような気がします。
飛行メカと地中を掘り進むメカに分離！合体して戻る
モゲラのギミックは実に多彩です。中でも最も印象的だったものを紹介します。
ロボットといえば、変形とか合体するタイプのものはとても人気があると思いますが、
モゲラの場合は、分離・合体するのです。
分離して、空を飛べる飛行メカと、地上を走ったり地中に潜るメカにわかれます。
その名も、「スターファルコン」と「ランドモゲラー」です。
基本的には、それぞれモゲラの上半身と下半身だったと思います。
スターファルコンは見た目もスタイリッシュで悪くないし、
ランドモゲラーも、ドリルを使って地中を掘り進む力強い姿は、
中々に魅力的です。
この分離メカたちは、スペースゴジラの力の源となっているタワーを、
ゴジラと協力して破壊する作戦を実行するのですが、
その仕事を終えて再びモゲラに戻る合体シーンは、勝利の予感による希望に満ちていて、
格別だったように思います。
光線技も豊富！ドリル型ミサイルも強い
スペースゴジラもそうでしたが、モゲラもまた、
光線技をたくさん使います。
まずは、目から発する黄色いレーザービーム。
地球に降り立ったスペースゴジラとの再戦の前に、
モゲラはゴジラを攻撃するのですが、そのときに使ったのがこのビームでした。
これには、ゴジラも結構、苦しんでいたように思います。
モゲラは元々は対・ゴジラ兵器なので、スペースゴジラが来なかったらゴジラと戦っていたわけですが、
かなりいい勝負になったのではないかと思われます。
モゲラの光線技は他にもたくさんありますが、
その中でも、お腹から発するビームがおそらく最強です。
他の作品では戦車が撃つ「メーサー砲」の太いバージョンみたいな感じで、
ビジュアル的にとても映えます。
後、モゲラで欠かせないのは、ドリルの形をした腕を開いて発射する、
ドリル型のミサイルです。
確かこの武器で、スペースゴジラの肩の結晶体を破壊したのでした。
旧モゲラとは？昔は悪役だった？
このように、強くてかっこいいスーパーロボットのモゲラですが、
モゲラというロボットは、「ゴジラvsスペースゴジラ」よりもずっと前の映画に登場していたのです。
昔のモゲラとは？1957年の「地球防衛軍」に登場
昔の映画に登場したモゲラ（以下では「旧モゲラ」）とは、
一体何のことでしょうか？
1957年の東宝の映画「地球防衛軍」に登場したロボのことです。
この作品でのモゲラは、ミステリアン星人という侵略者の操るロボでした。
スペースゴジラと戦ったモゲラのデザインは、この旧モゲラを元にしています。
ドリル状のくちばしや腕もありますし、全体的な特徴はよく似ています。
ただ、新モゲラの方が、洗練されていて、よりかっこよくメカっぽい感じになっています。
一方、旧モゲラは、愛嬌があってかわいい感じがします。
また、旧モゲラのドリルはなぜか先が二つに別れています。
動物っぽくしたかったのでしょうか？
また、目から光線を放つという点も共通点です。
旧モゲラは変形して地中を掘り進む
モゲラのモチーフは、動物のモグラです。
モグラなので、地中を掘り進むことができます。
新モゲラは、分離メカの片方が地面に潜りましたが、
旧モゲラは分離とかはありません。
その代わり、通常の二足歩行形態から少し変形して、
よりモグラっぽい姿（体勢）で土を掘って進みます。
まとめ
>>なお、こちらの記事もおすすめです
スペースゴジラにはコロナビーム以外の技もある！超かっこいい怪獣！
今回は、スペースゴジラと戦ったモゲラというロボについてでした。
- 多彩な技をもち変形・合体もできる
- 元ネタは昔の東宝映画に登場したロボ
マジック：ザ・ギャザリング（MTG）をきっかけにゴジラシリーズの怪獣、
特にスペースゴジラが注目されていますが、
これをきっかけに、モゲラも知られていってほしいですね。
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